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ニジェール共和国・医療プロジェクト継続支援

 
ニジェール共和国の医療プロジェクト 世界平和女性連合
  • 診療を受ける母子
    診療を受ける母子

  • 瞳のきれいな村の子供たち
    瞳のきれいな村の子供たち

  • 医薬品を寄贈する派遣員
    医薬品を寄贈する派遣員

     
  • 蚊帳の使用でマラリアを予防
    蚊帳の使用でマラリアを予防

  • WFWPの紹介をする現地スタッフ
    WFWPの紹介をする現地スタッフ


【往復3000キロのサバンナを横断して支援活動】
・5歳未満児の死亡率は日本の約48倍
・死因トップのマラリア予防に医薬品と蚊帳寄贈
・現地スタッフと心一つに医療プロジェクト続ける
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■ニジェール共和国■

●劣悪な自然環境と衛生
西アフリカの中心地、サハラ砂漠の南に位置するニジェール共和国は、7カ国と国境を接する内陸国です。
 国土は日本の約3.4倍で、3分の2が砂漠地帯。
 地球上で最も暑く、最も降水量の少ない地域で、干ばつや洪水など自然災害による食糧危機にたびたび見舞われています。
 貧困、教育(識字率は07年で男子44.3%、女子16.4%「世界の統計2009」より)、医療と衛生の問題など多くの課題を抱える世界最貧国の一つです。。
 5歳未満児の死亡率は90年代と比べ改善されたものの、未だ1000人当たり143人(日本の約48倍)と高く、死因のトップはマラリアです。
 病気の大半は不衛生によるもので、村には水道がないため、少女たちが井戸から水をくんで運んでいます。トイレを設置している家もほとんどなく、家畜の糞も庭中に散らばっており、子供たちはその中を裸足で走りまわっているのです。
 村人たちは病院や薬を求めるにも、20キロ以上も砂道を歩いて(またはロバの荷車で)行かなければならず、手遅れになることもあります。
診療所の薬も足りていません。生活環境の整備と衛生意識の向上は容易ではありませんが、根気強く継続していくことが大事です。

  ●マラリア予防に蚊帳寄贈
 世界平和女性連合(WFWP)は1997年から3年間、「マラリア予防対策プロジェクト」として、予防薬の寄贈と服用法および予防の啓蒙活動を行ないました。
2000年以降、新プロジェクトを立ち上げ、①移動診療②薬箱設置システム③保健衛生の指導を実施。無医村を対象に、地元医師による診療活動と薬の無料配布、市価より安く薬を販売する薬箱の設置を進め、村の自主管理を目指しています。治療薬が身近にあることは、命を守る手段として大変喜ばれています。
 06年からは活動を強化し、2カ月ごとに担当医が村を巡回しながら薬箱の調査とマラリア撲滅指導、地域保険員の教育を展開しています。また、マラリア予防に効果的な蚊帳の使用を促し、寄贈を始めました。特に妊婦と乳幼児を守ることで、死亡率を下げることができると考えています。
 2012年9月に現地を訪問した際には、3カ所の村で約700人の女性たちにマラリア予防対策指導を行ない、900人近くを診療し、医薬品と蚊帳300帳を寄贈・補充してきました。

 ●往復3000キロの道のり
 首都ニアメから支援先の村までは高速バスで片道650キロ、8~13時間かかります。南部ザンデールまでは1000キロあり、17時間に及ぶバスの移動で体調を崩すことも。今回はそこからさらに東に400キロ離れたディファ州バロア村まで行き、往復3000キロのサバンナ横断となりました。  困難でも支援を続けることができたのは、40度を超える暑い中を長蛇の列をなして診療を待つ村人がいるからです。ニジェールの子供たちの瞳は、この国の日差しのようにきらきらと輝いています。 「We are  One  Family」と書かれたWFWPのTシャツを現地のスタッフに配り、心を一つにして活動してきました。これからも国境を越えた支援の手を精一杯差し延べていきたいと思います。(ニジェール派遣員)  




 

 
 
 

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